渋谷区立上原小学校
 

上原だより 7月号

上原だより 今年度各号へ

 

■ 教えること 育てること。(H20.7 巻頭言)

校長 中島とし子


太陽が目映く光る夏が、もうすぐそこまできています。

6月16日から6月21日までの学校公開週間には、大勢の保護者、地域の皆様にご参観いただきましてありがとうございました。より多くの皆様においでいただきたいと思いまして、今年度より1週間の公開といたしました。また、21日の道徳授業地区公開講座の協議会では、低・中・高の分科会に分かれて、充実した話し合いが行われました。最後に、本校学校評議会の大木成介先生と江頭基子先生から適切なご助言をいただきました。さらには、その後、教職員と保護者のスポーツ交流が和やかに行われ、実り多い一週間となりました。

さて、7月はそれぞれの学年の学習がひと区切り付きます。4月からの4ヶ月間で、どの子にも成長の様子が見られましたが、夏季休業の前に子供たちの望ましい成長のために、学校教育・家庭教育の役割と連携を考えていきたいと思います。

<教えること>

よく算数や国語を教えるといいますが、教えるためには、まず、第一に子供に興味を持たせなければなりません。子供はどんなに「勉強しなさい」と言われても興味がなければ、勉強しようとはしません。

では、どうしたら子供が「勉強しよう」という気持ちになるのでしょうか。

子供に興味をもたせ、計算や漢字を教えていくのは学校の役割です。同時に、国語や算数の勉強ばかりでなく、学校生活の中での社会性や集団としての規範意識を身に付けさせることも学校教育の大切な役割です。

学校で学んだことを生かす場が家庭や地域です。家で、子供が学校で学習した漢字を使って日記を書いていたら、「習った漢字を日記を書けるなんてすごいね。偉いね。」とほめてあげてください。学習したことが、実際の生活の場面で生かされ活用されることがよい習慣となり、もっと勉強しようという意欲につながります。このように、子供に漢字や計算等の学習に対する興味をもたせ、言葉遣いや礼儀作法等人間としての基本的な生活習慣を身に付けさせるのは家庭の役割です。大切なことは、学校と家庭が連携して、子供にとって望ましい方向に育てていくための環境をつくっていくことです。

<育てること>

子供が自分から勉強しようという意欲は、教えることではなく育てることです。意欲をもたせ高めていくためには、子供が学び方が分かり、自信をもって取り組めるようにすることが大切です。何をどのように学習したら課題が解決できるのかという学び方は、教えてあげなければいけません。

大人が当たり前と思っていることでも、子供は不思議に思うことがたくさんあります。

小さい子供は、「どうしてなの」「なぜ、なぜ」とよく聞きます。どの子も小さい時には、いろんなことに興味を示し、学ぼうという意欲が高いのです。この疑問に丁寧に答えてあげることが子供に満足感をもたせ、次の学習意欲の高まりにつながります。

また、体験を通して、子供はいろいろなことを学んでいきます。聞いただけのことは、すぐ忘れますが、見たことは覚え、自分でやったことは身に付くと言われています。どの子も学ぼうとする意欲をもっています。その意欲を育てていくことが学校でも家庭でも大切なことです。

夏休みは、子供にとっていろいろな体験をさせるとてもよい機会ですので、ぜひ、多くの体験を通して、意欲の高い子供に育てていきたいものです。


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