なんと初の香港観光だっ! まだまだディープな香港ありまっせ!

◆ ガイドブックにうまいものなし
【香港 歩きまくり旅】

2003年8月、へびG仕事を除いて初の香港観光へ。トロ姉は15年前の社員旅行以来の香港旅行。

 今回はSARSの影響で観光客激減の香港を救え!とトロ姉はアンティックの品定め、へびGは初の香港観光に美味しいごはんを食することを期待しつつ、灼熱の香港へ!

 近々取り壊しも噂される重慶大婁(写真上)へ。「天使の涙」で日本人にも有名になったこの雑居ビル、たしかにインド系の人が多くてとっても中華圏とは思えない。でもこの2階から眺めたその姿はどことなく那覇の公設市場を連想させる。でもなんとなくいかがわしさがあってぜひとも残してほしい、古き香港の姿だね。

 香港の旅といえば、やはりグルメ。(ブランドモノなど一切興味ない我々なので、まずは食うことがなにより大事なのだ)
 さて、ホテル周辺(九龍)や香港島、マカオなどこれから訪れるところで何を食べようか、と悩んだときやはりガイドブックというのは重要な情報源になる。でもって、手持ちの本から歩いていくところに近いお店の情報を探して、そこそこ訪ね歩いたのだが、これがまたくせものだったのだ。

 だいたいガイドブックというものがどこまできちんと取材しているのか、怪しいもんなのに、それを信用してしまったのが間違いだった。断言しよう!
ガイドブックにうまいものなし!
 

 やっぱりうまいもん探すにはローカルな人たちが一番集っているところ。もちろんこ香港でもテレビや雑誌の力は大きい。そこそこに「●●で紹介されました」的表現やもろ雑誌の切り抜きを貼っているお店がいっぱいある。でもそうした店はなかなか日本のガイドブックには載っていないことが多い。取材が追いついていないし、ガイドブック自体がタイアップしているケースもあって、まあ香港のガイドさんが提携している店に無理矢理連れて行かれるそれと似たり寄ったりということなのだろう。


 ことごとくガイドブックに裏切られつつ、今回二人を唸らせた料理がいくつかあったので紹介しましょう。
 まずはホテル近く、屋台街にあった牛丸団子麺。これはガイドブックにも紹介されているので、必ずしもすべてがNGというわけではないというフォローの一品。16HKドル(約220円)でプリプリ団子にさっぱり味のスープ、地元のOLやビジネスマンもひいきにしている屋台の味、これは昔ながらの香港の味かな。

 続いては一転超豪華なランチ。香港島の南端、リパルスベイの超有名なレストラン「ベランダ」でのランチ。二人で460HKドルだから、日本でもめったに食べないような豪華ランチ(写真中央は最後のデザート。美味!)だったけど、レストランの雰囲気や、給仕のそこそこにジェントルな対応、ゆったりと食べられるその空間はそれだけの価値があるものだったのだ。ここはサービス料が入っているのでチップを払う必要がない。ところが香港のレストランのほとんどはチップは払われるものと決まっている。でも気持ちいいサービスに対してこそ、喜んで払ってあげたいものだが、なんだか習慣化しているチップほど払いたくないものはない。だからケチな日本人と思われようが、そういったお店には1ドルか2ドルしか払わんのだ!

 最後に紹介するのは香港のそこそこにあるチェーン店マカオレストラン。文字通りマカオ料理のお店だけど、安くてボリュームもあり、味も上々。ここでチャレンジしたのが鳩のロースト(写真最下段)!正直いってこれは話しのネタ程度に考えていたのだけど、まあ次は食べないかな。これは好みの問題だろうけど、我々はチキンのほうがいいや。これ以外にマカオチャーハン、中華カレー、野菜の煮込み。ビールと頼んで二人で160HKドル(約2000円)はお得!とにかく現地の人で大賑わい、行列のできるお店でした。
 
◆ まだまだあった!勘違いな日本語。
 アジア各国を旅して目にする事が多いどこか勘違いな日本語。ここ香港も昔ほどではないにしろ、相変わらず???な日本語はあったのだ!

 これは香港島南端のスタンレーにあったショッピングアーケードのレストランで発見。よくある間違いで「ン」と「ソ」が区別できないことからくる間違い。

 でもへびGも小学生のころはよく先生に添削されていた間違いです。ちゃんと意味が通じるから許しちゃいましょう!
 スーパーの店頭に大陳列してあったお買い得品から!

 小文字にするか、「シ」と「ツ」の区別がつくかというちょっとした勘違いが生んだ面白日本語。こんな間違いをメニューや看板に発見するたびにクスクス笑ってしまう楽しさはアジア旅行の醍醐味?なんだろうか。

 それでも香港はかなり少なくなってきている。以前のような著作権無視のコピー商品もだいぶ見なくなっている。怪しい日本語探検するなら今しかない!
◆ 香港でも人気! 地元のワンコ雑誌買ってきました
 ここ香港もペットブーム?愛犬雑誌が書店でも並んでいます。野獣食の有名な中華料理に対しても「野蛮」ということで異を唱える人たちも増えているようでした。

 さてコーギーもそんな香港人には人気のあるワンコのようで、ご覧の雑誌では特集を組んでコーギーの特徴や、飼い方などを指南していました。コーギーって中国語ではこうやって書くんですねえ。

 もちろんカレン・モクなど人気タレントの愛犬紹介や、ワンコとの水遊び指南など、いろいろ楽しめる内容です。広告も日本並に激しくって、ペットのセメタリーサービスなどは日本以上に盛り上がっている?かもしれません。今度この雑誌に投稿してみようかな?

 ちなみにお気に入りのワンコの写真とコメントを添えて下記までどうぞ!
 POP ART GROUP LTD.
 Room103, 1/F., Lai Cheoung BLDG, 479 Castle Peak Road, Lai Chi Kok, Kowloon, HongKong
 
(A) (B)
(C)  さて、ここ香港で見つけたワンコ関連、最後に香港島とマカオでの一こまを。

 (A)スタンレーの市場の一角にいた看板犬?「ティースイ」君。なんか人なつっこい奴だな、と思ったらどうやらへびGの手元にあったお菓子が目当てだったらしい。重慶飯店のインド屋台で買った練乳を固めたようなめちゃ甘なお菓子が欲しかったようだ。だめ、そんなもんあげられません! 

 (B)そのスタンレーを一望する湾にたつ。なんか熱海というか下田というか、そんな雰囲気でした。香港という喧騒はなく、とっても田舎らしいのんびりした時間を過ごすにはグッド!ぜひ路線バスで皆さんも訪ねてみては。

 (C)さてここ香港、マカオではやたらワンコの排便についての規制が多かった。なんでもウンチを放置した飼い主には高額な罰金刑が待っているそうな。
 で、マカオだがそうした飼い主への対策として、街のいたるところに専用の便所を設けていた。もちろんここを利用する飼い主ばかりではなく、ところどころに放置されたままのウンチはあったのだが、日本でもぜひ作って欲しい施設のひとつだ。

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